- minamiyamamomoko
あけましておめでとうございます
本年もよろしくお願いいたします。
仕事始めは古地図散歩の書籍から。
いただいた原稿や古地図をレイアウトしています。
今は渋谷の周辺をレイアウトしていますが、私が上京した頃(10年前くらい)からしてもかなり変わったなあという印象の街です。
頻繁に通っていたジュンク堂やブックファーストなどの本屋さんが次々となくなり、渋谷で本屋に行くことが減りました。
パルコもなくなり、気づけば若者の街が少し大人びたような。
行き交う人びとも以前とは少し違うような。そんな印象です。
知らず知らずのうちに変わってゆく街。変わってゆく風景。
ここの空き地、前は何があったっけ?と
思い出そうとしても思い出せないことがほとんどです。
でも、私は忘れていても、必ずそこで息をしていた人がいて、きっとその人たちはその場所を忘れないんですよね。
土地って、思い入れがあると、たとえ容貌が変わってもその場所にたつと不思議と当時の記憶が蘇ります。
匂いとか、誰かが話している声とか、断片的に。
そういう体験を、何度かしたことがあります。
不思議さと懐かしさとが入り混じって、鼻の奥がツンとしたり、口の中がざらついたり。
時には声に出して叫びたいような気分にもなったり。
だいたい、ホンワカした記憶よりも恥ずかしさとか、苦い思い出の方が強く残るタチなので、
いたたまれなくなってさて、現実に戻ろう! と近くのコンビニに入るんですが
そのコンビニも、あれ、いつの間にできたのかな、なんて。
東京はアップデートが激しいですね。